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2011年10月13日

「命」をボトルに込める。


先日のワイン教室でお出ししたワインで、非常に感動したワインを(手前味噌で恐縮ですが)
ご紹介します♪



「命」をボトルに込める。



「ステファノ・アメリーギ シラー 2008」


イタリア・トスカーナきってのシラーの名産地「コルトナ」のシラー。


このシラーは、一度飲んだら絶対に忘れられないとても魅力的なシラーです!





オーナー「ステファノ・アメリーギ」は、シエナ大学在学中に
ビオ・ディナミの提唱者「ルドルフ・シュタイナー」の著書に感銘を受け、政治科学部を卒業しながら
一度も企業に就職することなく農業の道を志したという経歴の持ち主です。

現地イタリアでは、熱心なソムリエやワインラバーの間で
とても話題になっている新進気鋭の生産者です。

醸造には元「オルネライア」で活躍し、近年は次世代の醸造家として期待される、
「フェデリコ・スタデリーニ」を起用しています。



「命」をボトルに込める。



彼の言葉でとても印象に残ったのが・・・


「鏡を覗く度にどんどん変わる私、土の声を聞く私がいます。
世界的に有名なワインを造れているかはわかりません。
ただ私は「命」をボトルに込めるだけです。

ビオディナミは自然な農法という事だけではなく世界に元気に取り戻す方法だと信じています。

トスカーナではワイン造りが発達していますが、畑の仕事から離れてる造り手がが多いです。
36歳の私は他の生産者と違うと思います。彼らのワインはモダン過ぎます。
市場側に耳が傾いていますが、私は静かに葡萄畑と会話をしているだけです。




まさしく、

「命」をボトルに込める・・・・・

その表現がとてもよく理解でき、魂に触れてくる味わいと言っても過言ではなく、
感動すら覚えたワインでした。

そして、先日のロゼもそうでしたが、「ワインの進化」を強く感じた1本でもありました。



「命」をボトルに込める。



ちょうど2008年ヴィンテージは、彼が結婚された記念すべきヴィンテージでもあるそうで、

「畑のある丘の上で、家族や友人たちとこの結婚を祝いました。
その時の喜びや幸福感がブドウの木や果実に伝わったのか、
これまでにない香り高く、深みのある素晴らしいワインができました。

本当に自分が作ったのかと疑うほどです。
喜びと希望がたくさん詰まったこの2008年を、日本の多くの方に飲んでいただいて
この気持ちを分かち合えたらと思います。」


いやー! 私も、ご結婚のことは飲んだ後で知りましたが、
まさしく、味わいから伝わってきましたよ!


もう少し具体的には・・・

スミレやラベンダーにブラックベリー、ブルーベリー、タバコや様々なスパイスに
土など複雑で深いアロマ。
滑らかな酸がエレガントで、包まれるようなふくよかな果実味が非常に魅力的。
彼方に導かれるかの様な奥行きのある深さに酔いしれる感じです。





ワインラバーの皆様!

ぜひ、このようなワインを飲んでいただき、魂で感じてみていただきたい!
そんな風に思う1本です!



店頭には出ておりませんので、どうぞ、お申し付けくださいね。



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