2012年02月02日
カリフォルニアのピノ★幻のワイン
先日「ミケーレ」さんに持ち込ませていただいたワイン 「2000 ミウラ」。
決して、「三浦さん」が造ったワインではないです。
(ベタだなー。(笑))
ソムリエがワイン造りを行う「Sommelier-Vintners」と呼ばれるグループの中でも、
ケタ外れの圧倒的な人気と希少性を誇る造り手がいます。
2000年ヴィンテージを最後に忽然と日本市場から姿を消し、
以来現在でも市場に出回ること皆無。
流通の一切を確認することができないピノ・ノワール…それが 「ミウラ」 なんです。
言わば「幻のワイン」!

「MIURA」のオーナーである「エマニュエル・ケミジ」氏は、
「リッツ・カールトン・ホテル・サンフランシスコ」の元ソムリエであり、
「マスター・ソムリエ」の資格を一発合格で取得した数少ない人物の一人です。
(「マスター・ソムリエ」は、世界にわずか160人弱しか存在しない超難関資格。)
1997年に有名醸造家「バイロン・コスゲ」と二人でワイナリー「MIURA」を立ち上げ、
カリフォルニアでも最高のピノ・ノワールを生み出す畑「ピゾー二・ヴィンヤード」の
ピノ・ノワールを使用してワイン造りを行っています。
スペイン人の血を引く「エマニュエル・ケミジ」氏が、
ご自身が育ったスペインの最も有名な闘牛ブリーダーである「Don Eduardo Miura」にちなんで
ワイナリーの名前を「MIURA」とし、「ケミジ」は、闘牛から「気高さ、大胆さ、力強さ」を感じ取り、
それを自らのワインにも表現しようと考えたそうです。

香りは、ブルゴーニュのピノとは全く異なる香りで、男性的で土っぽさを感じる、
言わば、アメリカの自由な雰囲気が感じられるような個性的で「パワフル・ピノ」といった香り。
そして、その香りから想像される味わい・・・と思いきや、
強さの中にエレガントな部分も持ちあわせている・・・そんな、非常におもしろいワインでした。
ちょうど、飲み頃で、とても美味しく、別の方が表現されていたのですが、
「美味しい」というよりも「旨い」といった表現がピッタリなワインでした。
おもしろいワインを飲むと、
「あー、世界は広し。」・・・とつくづく思いますね。
追記。
このワイン、うちのお店の棚になぜかひょっこりあり、「これ、なんだろー?」と
主人と私で興味津々で、師匠に言って個人的に購入。
調べて見たら、凄いワインでビックリ!
いつの間にか、こんなワインを仕入れていたうちの師匠もかなり天才的というか、
棚からひょっこり凄いワインが出てくる・・・こんなことがときどきあるので、
我が父ながら、非常におもしろいでっす。(笑)
Posted by Naomi at 12:45│Comments(0)
│ワイン
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